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「食ロス対策」の現状と、私たちにできること。ドギーバッグ普及委員会 小林富雄さんに聞く

日本では、本来食べられるのに捨てられてしまう食品の量が、年間612万t※にのぼります。ここでは、そんな食ロス問題のなかでも、外食の際に食べ残したものを持ち帰る活動を推進する「ドギーバッグ普及委員会」小林富雄さんに、食ロス問題について伺いました。

※平成29年度推計値

レストランで食べ残したら「持ち帰る」を当たり前に

ーー小林さんは、「ドギーバッグ」の普及に取り組んでいらっしゃるそうですが、ドギーバッグとはどんな物なのでしょうか? ドギーバッグは、いわゆる食べ残しを持ち帰るための袋や容器のことです。アメリカなどでは、食べ残しの持ち帰りはごく当たり前のことですが、私が普及活動を始めた2009年には、まだ日本の食ロスに対する意識は低く、少しでも問題を身近に感じてもらえるようにドギーバッグの商品化を行うことから始めました。

  • ドギーバッグのネーミングは、アメリカなどで「犬に食べさせる」という建前で料理を持ち帰るためのバッグであったことに由来。
  • 石灰石の粉末で作ったリターナブルなものや、食洗機で洗えるポリプロピレンのものなど、形も素材も様々なドギーバッグ。現在は、紙製素材を使った環境に優しい新素材製のリターナブル・ドギーバッグも試作中。

ドギーバッグの使い方

  • バッグに入れて携帯する
  • 食べ残したら…
  • ドギーバッグに入れて持ち帰る

ーー外食における食品ロス対策の現状はいかがですか? 宴会を行うような飲食店ではまだまだ食品廃棄が多いですね。バックヤードに行くとたくさんの食べ残しであふれていたりする。廃棄が少ないファストフード店に比べると30倍ほど廃棄量があると言われています。

私たちも、来店客がお持ち帰りを気軽に言い出せるきっかけを作るための「ステッカー」をお配りするなど、様々な活動を行なっています。

特売日に並ぶ大量の商品は捨てられている?

ーーでは、スーパーマーケットなどの小売で販売されている加工食品業界の問題点は何だとお考えになられますか? 日本では、一定の期間が過ぎた食品は、小売からメーカーへ返品することができる商慣習があります。

スーパーマーケットの特売日に大量の商品が並んでいるのを見たことはありませんか?それができるのは「返品」の習慣があるからです。小売店はノーリスクで商品を大量に陳列することができますが、そこで売れ残った商品は返品され、ほとんどは廃棄処分されています。これが食品業界の抱える食ロスの問題点の一つと言えます。

ですから、ジュニトホのように、賞味期限が近い商品を積極的に販売するサイトの登場は、新しい販路の広がりですよね。「過剰なものをシェアすることはいいことじゃん」と思わせるメッセージ性があり、メーカーも参加しやすいため、今後は商品アイテム数も増えていくでしょうし、結果的に消費者も参加しやすいですよね。これからの小売店の販売のあり方に変化を与えるかもしれないと思っています。


ーーしかし、消費者の中には「賞味期限が近いものは買いたくない」という意識もありますよね。 確かに、プレゼントやお見舞い用、保存用には賞味期限が近いものは向かないかもしれません。しかし、日常的な食事、特にすぐに食べるような場合には、お得で社会にやさしい期限が短いものを購入されることが、もっと広まってもよいのではないかと思っています。

「賞味期限」というのは、必ずしも食べられない期限を意味していないんですよね。

最近では賞味期限に「おいしいめやす」という愛称が用いられることになりましたが、なぜ「目安」なのかというと、賞味期限は品質保持期間に0.7~0.9くらいの係数をかけたものだからです。逆に言えば、製造日から期限までのプラス2割程度の期間は安全といえます。

ジュニトホでは賞味期限を記載していますよね。なぜお手頃に買えるのかの理由がわかり、正直さを感じますし、さらにNPOへ寄付ができる点も、お買い物をしながら気軽に社会貢献ができるという点において、とても良いことだと思います。

「食ロスを減らしたい」漠然としたニーズがある

ーーこれからの食ロス削減はどんな展開を見せていくでしょうか? ゴミ清掃員芸人として活躍されるマシンガンズ滝沢さんと、オンライン上でお話しをしていた時に、食品廃棄に対して、決して好感は持てないとおっしゃっていました。たとえビジネス的にメリットがあっても、一個人の心の問題としては、食品を捨てる行為をマイナスに捉える人がほとんどではないかと思うのです。逆に言えば、私は「食ロスを減らしたい」という漠然としたニーズがあると考えています。

一時期は「もったいない」という言葉が流行りましたが、これからは「食ロスを減らしたほうが幸せになれるんだよ」といった前向きな認知を少しずつ積み重ねていく段階に入っていると思います。その一つにドギーバッグや、ジュニトホがあるのではないでしょうか?


ーー私たち一人一人にできることは何でしょうか? 1人で取り組もうとすると、どこかで限界がきますから、何をするにも気の合う仲間を作って楽しむことが大切です。「ジュニトホ」であれば箱買いすることも多いでしょうから「ちょっと量が多いからやめておこう」ではなく「家族や友達と分けて食べよう・地域や職場で分けよう」といったことも考えてはいかがでしょうか?捨てられてしまうかもしれない食品を『人間関係をよくするためのツール』としてシェアする文化が根付いてゆくことは素敵だと思います。

食ロス削減に繋がる行動をする人が「思いやりのある人・素敵な人・憧れ」そんなイメージの存在になることを、私は、切に願っています。

インタビュー:小林富雄

愛知工業大学経営学部教授、博士(農学)、博士(経済学)。1973年富山県生まれ。生鮮食品商社、民間シンクタンクを経て、2015年から愛知工業大学経営学部准教授、2017年度より同教授。(一社)サスティナブルフードチェーン協議会代表理事、ドギーバッグ普及委員会委員長。内閣府食品ロス削減推進会議委員等の委員を歴任。専門分野は、ソーシャルマーケティング、流通論、食料経済論。

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